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芝生の維持費は年いくら?10・30・50㎡の費用と手入れ時間

お手入れの基本

編集: しばしば芝編集部(編集方針)

芝生の維持費は年いくら?10・30・50㎡の費用と手入れ時間

芝生の維持費は、芝刈り機などの道具がそろった2年目以降なら、30㎡で年約5,000〜2万円が目安です。10㎡なら約2,000〜1万円、50㎡なら約9,000〜3.2万円になります。道具を買う初年度は、ここに芝刈り機の2〜3万円が加わります。手入れの時間は30㎡で年12〜22時間ほどで、7〜8月に集中します。業者に芝刈りを任せると年に数万円以上かかるため、道具をそろえて自分で刈り、肥料と目土の量を決めて使う形がいちばん安く続けられます。この記事では、2026年10月21日に確かめた価格で面積別に試算し、作業時間と業者の相場、人工芝・砂利との10年の比較までまとめます。

この記事でわかること

  • 10㎡・30㎡・50㎡の芝生にかかる年間の費用(初年度と2年目以降)
  • 芝刈り・施肥・除草・水やりにかかる月別の作業時間
  • シルバー人材センター・便利屋・造園業者に頼む場合の相場
  • 人工芝・砂利と防草シートを含めた10年の総額の比べ方
  • 費用を抑えてよいところと、お金をかけるべきところ

試算の前提:高麗芝を自分で手入れする場合

結論から言うと、維持費の大半は肥料と目土で、芝刈り機は10年使えば年2,100〜3,500円ほどです。試算は次の前提で行いました。

  • 芝の種類:家庭で多い高麗芝。刈高(刈ったあとに残す葉の高さ)は20mm前後
  • 価格:2026年10月21日に各店・各社の販売ページで確かめた税込価格。芝刈り機は価格比較サイトの最安値
  • 芝刈り機の償却:本体価格を10年で割った額を「年あたり」とする(10年もつことを保証する数字ではない)
  • 水道代:芝生の水やり代の試算と同じ、東京23区の追加料金の例(10㎡に10mmで約33円)。根付いた芝に、乾いた時期だけ年10〜20回まく想定
  • 張る費用は含めない:張るときの芝代は、高麗芝10㎡・送料込みで15,650円からでした(芝生の値段を10㎡で比較)

西洋芝は刈る回数が増え、夏の水やりも多くなるため、ここで示す金額と時間より上振れします。

芝刈り機の価格と、面積ごとの選び方

芝刈り機は、10㎡なら手動、30㎡を超えたら電動が目安です。価格比較サイトの最安値(2026年10月21日)は次のとおりでした。

種類

刈込幅

最安値(税込)

10年で割ると

向く広さ

手動リール式

200mm

22,034円

約2,200円/年

10㎡前後。電源いらずで静か

電動(コード式)

230mm

20,951円

約2,100円/年

20〜40㎡。コンセントが近い庭

電動リール式(コード式)

280mm

30,789円

約3,100円/年

40㎡以上。仕上がり重視

充電式

160mm

35,196円

約3,500円/年

コードが届かない小さめの庭

コード式の電気代はほとんど気になりません。消費電力500Wの機種を30分使うと0.25kWhで、電力料金の目安単価31円/kWhなら約8円です。手動式のリール刃(筒状のらせん刃)は、切れ味が落ちたら研磨セット(例:カインズで3,980円。対応機種はGSB-2000Nと表示)で自分で研げます。研磨セットは対応機種が決まっているので、型番を確かめてから買ってください。電動機の替え刃は機種ごとに部品が違うため、買う前に型番に合う部品と価格を確かめてください。機種の選び方は芝刈り機の選び方で詳しく比べています。

面積別の年間費用(2年目以降)

道具がそろった2年目以降の維持費は、10㎡で年約1,800〜9,900円、30㎡で約5,300〜2万円、50㎡で約8,800〜3.2万円です。幅の下限は「肥料と最低限の水やりだけ」、上限は「目土・除草剤・殺虫剤まで毎年使う」場合です。

項目(使う量の前提)

10㎡

30㎡

50㎡

肥料(年間合計200g/㎡。5kg 3,580円で換算)

約1,400円

約4,300円

約7,200円

目土(年1回・厚さ2mmの薄まきの仮定。3mmなら1.5倍。16L 2,380円で換算)

0〜約3,000円

0〜約8,900円

0〜約14,900円

除草剤(粒剤30g/㎡を春・秋の2回。3kg 3,291円で換算)

0〜約700円

0〜約2,000円

0〜約3,300円

殺虫剤(害虫が出た年だけ。粒剤1kg 1,628円)

0〜1,628円

0〜1,628円

0〜1,628円

水道代(10mmを年10〜20回)

約330〜670円

約1,000〜2,000円

約1,700〜3,300円

刃の手入れ(手動は研磨セットを2年で使う想定)

0〜約2,000円

機種による

機種による

ごみ袋(刈りカスを集める回だけ。45L 45円×12回)

0〜約540円

0〜約1,080円

0〜約1,620円

合計(芝刈り機の償却を除く)

約1,800〜9,900円

約5,300〜19,900円

約8,800〜31,900円

芝刈り機の償却を足すと

約4,000〜12,100円

約7,400〜22,000円

約1.2万〜3.5万円

肥料と目土はバロネス(通販)、除草剤はシバキープIII粒剤、殺虫剤はGFオルトラン粒剤(どちらもドラッグストアの通販)の価格です。ごみ袋は京都市の指定袋で、30㎡は1回2袋、50㎡は3袋と仮定しました。

「換算」とした項目は、使った分だけを年の費用に割り振った額です。実際には袋単位で買うので、10㎡でも肥料は最初に5kgを1袋(3,580円)買い、2年あまり使うことになります。小袋のハイポネックス芝生の肥料(500g 858円)は1kgあたりの値段が約2.4倍です。ただ、10㎡で年2kgを使うなら小袋4袋で3,432円となり、5kg袋(3,580円)を1袋買うのと出費はほぼ同じです。1回にまく量は粒剤・肥料の散布量計算機、目土の量は目土・目砂の必要量計算機で面積から出せます。

初年度は道具代で2〜3万円上乗せになる

道具を買う年は、上の表に芝刈り機の本体価格がそのまま乗ります。試算では、10㎡(手動リール式)で約2.4万〜3.2万円、30㎡(電動230mm)で約2.6万〜4.1万円、50㎡(電動リール式280mm)で約4.0万〜6.3万円です。

面積

選んだ芝刈り機

初年度の合計

2年目以降(償却を除く)

10㎡

手動リール式 22,034円

約2.4万〜3.2万円

約1,800〜9,900円

30㎡

電動(コード式)20,951円

約2.6万〜4.1万円

約5,300〜19,900円

50㎡

電動リール式 30,789円

約4.0万〜6.3万円

約8,800〜31,900円

張ったばかりの年は、根付くまで水やりの回数が増えるため、水道代は表より多くなります。

手入れにかかる時間は月別でどれくらい?

30㎡の高麗芝なら、手入れの時間は年12〜22時間ほどです。いちばん忙しいのは7〜8月で、月に3〜5時間かかります。芝刈りの回数は芝刈りの頻度と高さで示した生産者の暦(刈高20mm前後)に合わせました。1回あたりの時間は、準備・際の仕上げ・刈りカスの片付けを含めたこの記事の仮定です。

  • 芝刈り1回:10㎡は約20分(手動)、30㎡は約30分、50㎡は約40分(電動)
  • 施肥1回:約15分。年3〜5回
  • 目土入れ:30㎡で1〜2時間。年1回
  • 雑草の手取り:生育期(4〜10月)に月1〜2回、1回20分ほど
  • 水やり1回:約15分。乾いた時期に年10〜20回

月

主な作業(30㎡)

芝刈りの回数

月の時間の目安

3月

冬の雑草取り。まだ刈らない

0回

0.5時間

4月

刈り始め、雑草取り、緑がそろったら施肥

1回

1〜1.5時間

5〜6月

芝刈り、施肥、雑草取り、目土入れ

月1〜2回

月1.5〜3時間

7〜8月

芝刈り、水やり、雑草取り

月2〜3回

月3〜5時間

9月

芝刈り、最後の施肥、雑草取り

月1〜2回

1.5〜2.5時間

10〜11月

刈り納め、落ち葉の片付け

1回程度

0.5〜1時間

12〜2月

休眠。ほぼ作業なし

0回

ほぼ0時間

10㎡なら年8〜14時間、50㎡なら年15〜28時間が同じ考え方での目安です。時間をいちばん左右するのは雑草で、春と秋に除草剤を使うか、こまめに手で抜くかで年に数時間変わります。「手入れが大変」と感じやすいのは、作業の量より7〜8月に回数が重なることです。

業者に頼むといくら?シルバー・便利屋・造園の相場

芝刈りを外に頼むと、1回数千円から1万円前後かかり、年10回なら3万〜8万円ほどになります(刈った草の回収も頼むとさらに上がります)。料金は地域と依頼先で大きく違うので、下は公開されている料金表の例です(2026年10月21日確認)。

依頼先

公開されている料金の例

別にかかるもの

シルバー人材センター(茨城県東海村)

人件費1時間1,240円+機械使用料1時間350円

事務費(人件費の15%)、機械の運搬1回1,000円、処分料1kg15.4円

シルバー人材センター(名古屋市)

除草の機械刈り1人工13,440円から、手刈り10,961円から

道具運搬費1,356円、交通費、残材処分費

便利屋・草刈り業者(くらしのマーケットの3店)

機械での草刈り・芝刈り50㎡あたり7,000〜8,200円

刈った草の回収が50㎡あたり5,000〜6,600円

造園業者(ミツモアに掲載の2社)

施肥1㎡300〜320円、エアレーション1㎡200〜210円、目土1㎡500〜650円

芝刈りと年間管理は見積もり

東海村の料金で、30㎡を1時間で刈り終える場合を計算すると、1回あたり約2,800円(処分料を除く)で、年10回なら約2.8万円です。便利屋の料金は50㎡あたりで示され、50㎡より狭い庭の料金はページに書かれていないため見積もりで確かめます。50㎡分の料金で10回頼むと7万〜8.2万円、草の回収も頼むと倍近くになります。造園業者に30㎡の施肥を頼むと1回約9,000〜9,600円で、自分でまく肥料代(1回1,000円前後)との差が大きい作業です。

注意点が2つあります。1つは、シルバー人材センターには受付を止めているところがあることです。埼玉県狭山市のセンターは、作業会員の減少などで除草の依頼を受けられないと案内していました。もう1つは、春から夏は依頼が混むことです。芝は伸びすぎると1回で戻せないため、年間の予定を先に決めて頼みます。

人工芝・砂利と10年の総額を比べる

30㎡を10年使うと、天然芝のDIYは約12万〜27万円、人工芝のDIYは約7万〜29万円、砂利と防草シートのDIYは約11万〜14万円が目安です。違うのは中身で、天然芝はお金の代わりに年12〜22時間の手間がかかり、人工芝は張り替えの時期でぶれます。

30㎡・10年

最初にかかる費用

その後にかかる費用

10年の総額の目安

天然芝(自分で手入れ)

芝代 約4.7万円から(10㎡15,650円の店で3倍)+初年度の道具と消耗品 約2.6万〜4.1万円

2年目以降 年約5,300〜19,900円×9年

約12万〜27万円

人工芝(DIYで敷く)

平らな庭で約3.6万〜14.4万円(10㎡1.2万〜4.8万円から)

耐候年数の表示は5年〜約8年。10年で1回張り替える想定

約7万〜29万円+撤去・処分費

人工芝(業者が施工)

約15万〜36万円(10㎡5万〜12万円から)

同じく1回張り替える想定

約30万〜72万円

砂利+防草シート(DIY)

防草シート2本 約4,700円+砂利3cm厚 約10.9万〜13.1万円

砂利の補充、すき間や端の雑草取り

約11万〜14万円+補充分

砂利はカインズの御影砂利(約10kg 728円・3cm厚で1㎡に5〜6袋。通販は配送不可の表示なので店頭で確かめてください)で計算しました。30㎡では150〜180袋、重さは1.5〜1.8トンになり、運ぶ手段が別の課題になります。人工芝の価格と下地は人工芝の選び方と価格、天然芝との使い心地の違いは人工芝と天然芝の比較で確かめてください。

費用を抑える工夫と、かけるべきところ

削ってよいのは「毎年でなくてよい作業」で、削らないほうがよいのは「芝刈りの道具」と「量を守ること」です。

抑えてよいところ

  • 目土は凹凸が目立つ年だけ:表で上限を押し上げているのは目土です。平らな庭なら、へこんだ所だけに入れれば数百円で済みます
  • 刈りカスは薄ければ戻す:葉が見える薄さなら置いたままでかまいません。ごみ袋代と片付けの時間が減ります。区分と出し方は刈りカスの処理を見てください
  • 水やりは雨と土の乾きで決める:曜日を決めて毎日まくより、根付いた芝は乾いたときだけで足ります
  • 除草剤は雑草が出る前に1回:生え始める前の春に粒剤をまくと、夏の手取りの時間を減らせます。30℃以上の高温が続くときは使えないので、真夏にまとめて片付ける計画は立てません

かけるべきところ

  • 庭に合った芝刈り機:伸びすぎを1回で刈ろうとすると、刈りすぎて茶色くなり、補修に芝代がかかります。刈りやすい機械は回数を守る助けになります
  • 肥料の量を量る:袋の量の2倍まいても効きは2倍にならず、肥料焼けで傷みます。1回の量と回数の決め方は芝生の肥料の時期と量で確かめてください
  • 害虫は種類を確かめてから薬を買う:芝生の被害が大きいコガネムシ類の幼虫には、表の殺虫剤(オルトラン粒剤)は登録がありません。合わない薬を買うと費用だけかかります

年間の作業の流れは芝生の手入れ完全ガイドにまとめています。肥料をまいた日や芝を刈った日をアプリ「しばしば芝」のお手入れ記録に残しておくと、翌年に「何回刈ったか」「肥料が何袋で足りたか」を見返せて、わが家の維持費が分かります。

よくある質問

芝生の維持費は年間いくらかかりますか?

道具がそろった2年目以降なら、10㎡で年約1,800〜9,900円、30㎡で約5,300〜2万円、50㎡で約8,800〜3.2万円が目安です(2026年10月21日の価格で試算)。多くは肥料と目土の代金で、芝刈り機を10年で割った分を足しても年2,100〜3,500円ほどの上乗せです。

芝生の手入れは年に何時間くらいかかりますか?

1回の作業時間を仮定して試算すると、30㎡の高麗芝なら年12〜22時間ほどで、7〜8月は月3〜5時間に増えます。芝刈りは年9〜14回が目安で、これに施肥・雑草取り・水やりが加わります。冬の12〜2月はほとんど作業がありません。

芝刈りを業者に頼むといくらですか?

地域と依頼先で違います。公開料金の例では、シルバー人材センターが人件費1時間1,240円+機械350円(茨城県東海村)、便利屋が50㎡で7,000〜8,200円でした。年10回頼むと3万〜8万円ほどになり、刈った草の回収や運搬費が別にかかることもあります。

人工芝にしたほうが安いですか?

10年で比べると、DIYなら天然芝と人工芝の総額は大きく変わらないことがあります。人工芝は手入れの時間が減る一方、耐候年数の表示が5年〜約8年なので、張り替えと撤去の費用を含めて比べてください。業者に施工を頼むと人工芝のほうが高くなりやすいです。

芝生の維持費をいちばん抑える方法は?

芝刈りを自分でし、目土は凹凸のある所だけ、刈りカスは薄ければ戻し、水やりは乾いたときだけにする方法です。逆に肥料の入れすぎや伸ばしすぎは、傷んだ芝の補修でかえって高くつきます。量を量って回数を守ることが、結果的に安く続けるこつです。

#費用#芝刈り#道具#肥料

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