しばしば芝

芝生の種類と選び方完全ガイド|あなたの庭に合う芝はこれ

結論: 迷ったら高麗芝かTM9を選べば失敗しにくい

芝生の種類は、大きく分けると日本芝・西洋芝・人工芝の3系統です。結論から言うと、関東以西の戸建ての庭なら、丈夫で価格も手頃な高麗芝か、芝刈りの回数を大きく減らせる省管理型のTM9を選べば、まず失敗しにくいと言えます。

この記事では、まず3系統の違いを整理し、主要6品種を手入れ頻度・耐寒性・価格目安・入手性の比較表でカタログ化します。そのうえで、地域・手入れ時間・日当たり・予算という4つの軸から、あなたの庭に合う芝生の選び方を解説します。最後にタイプ別のおすすめ早見表もまとめました。

芝生の種類は大きく3系統(日本芝・西洋芝・人工芝)

まず全体像です。庭に使われる芝生は、日本芝・西洋芝・人工芝の3系統に分けて考えると整理しやすくなります。

  • 日本芝: 高麗芝や野芝など、日本の気候に合った在来系の芝。夏の暑さに強く、冬は茶色く休眠します。
  • 西洋芝: 海外原産の芝の総称。冬でも緑を保つ品種が多い一方、手入れの手間は増えます。
  • 人工芝: 樹脂製のため水やりや芝刈りが不要。初期費用は高めで、真夏は表面が熱くなりやすい点に注意が必要です。

暖地型と寒地型の違い

天然芝は、よく育つ温度帯によって「暖地型」と「寒地型」に分かれます。暖地型は高麗芝・野芝・ティフトンなどで、夏に旺盛に育ち、冬は休眠して茶色くなります。寒地型はケンタッキーブルーグラスに代表される西洋芝の多くで、涼しい気候を好み、冬も緑を保ちます。ただし寒地型は日本の蒸し暑い夏が苦手で、夏越しの管理が難しいのが弱点です。

日本の戸建てなら基本は日本芝

関東以西の戸建ての庭であれば、基本は日本芝を選ぶのがおすすめです。理由は3つあります。気候に合っていて病気や乾燥に強いこと、ホームセンターで切り芝(マット状の苗)が手頃な価格で手に入ること、そして手入れの情報が豊富なことです。西洋芝は、北海道などの寒冷地に住んでいる方や、頻繁な芝刈りと水やりを楽しめる方向けの選択肢と考えると分かりやすいでしょう。

主要品種カタログ|6品種を比較表でチェック

次に、家庭の庭でよく使われる主要品種を比較します。まずは下の表で全体像をつかんでください。価格目安と入手性は、ホームセンターや通販での一般的な傾向です。

品種

手入れ頻度

耐寒性

価格目安

入手性

高麗芝

普通(生育期は月1〜2回の芝刈りが目安)

普通(関東以西向き)

安い

◎ ホームセンターの定番

姫高麗芝

やや多い(伸びが速く刈り込み多め)

普通

安い〜普通

○ 店舗により扱いあり

TM9

少ない(芝刈りは年1〜2回程度が目安)

普通

高め

△ 通販・取り寄せ中心

野芝

少ない

高い(東北でも育てやすい)

安い

ティフトン

多い(生育旺盛で刈り込み頻繁)

やや低い

普通

△ ポット苗中心

西洋芝(寒地型)

多い(夏越しの管理がシビア)

非常に高い

種は安い

○ 種で入手

高麗芝|迷ったらこれ。日本の庭の王道

高麗芝は、日本の家庭で最も広く使われている日本芝です。暑さや乾燥に強く、葉の密度が高くて見た目も美しい、バランスの取れた品種です。切り芝が安く手に入り、初心者でも扱いやすいのが魅力です。詳しい特徴と育て方は高麗芝の特徴と育て方の解説記事をご覧ください。

姫高麗芝|きめ細かい美しさ重視の方に

姫高麗芝は高麗芝より葉が細かく、絨毯のような繊細な美しさが出ます。その分伸びが速く、刈り込みをさぼると見た目が乱れやすいため、こまめに手入れできる方向けです。

TM9|芝刈りを減らしたい人の省管理型

TM9は高麗芝の改良品種で、草丈が低く抑えられる「省管理型」の芝です。芝刈りの回数を大幅に減らせるのが最大の特徴で、忙しい家庭に向いています。苗の価格は高麗芝より高めです。詳しくはTM9の特徴とメリット・デメリットの解説記事で紹介しています。

野芝|寒さと踏みつけに強いタフな芝

野芝は日本芝の中で最も耐寒性が高く、東北地方でも育てやすい品種です。葉はやや粗めで質感は劣りますが、踏みつけに強く丈夫なので、子どもが走り回る庭にも向きます。

ティフトン|回復力抜群のスポーツ向き

ティフトンは西洋芝の暖地型に分類される品種で、サッカー場などにも使われます。生育が非常に旺盛で傷んでも回復が速い反面、芝刈りの頻度が高く、管理の手間は多めです。

寒地型西洋芝|冬も緑だが上級者向け

ケンタッキーブルーグラスなどの寒地型西洋芝は、冬でも緑の庭を楽しめます。ただし夏の暑さに弱く、水やりや芝刈りの頻度も高いため、関東以西では上級者向けです。種から育てられるので、寒冷地では有力な選択肢になります。

庭に合う芝生の選び方|4つの軸

品種選びで迷ったら、次の4つの軸で考えると答えが出やすくなります。優先順位は「地域」が最初です。気候に合わない芝はどう頑張っても育ちにくいためです。

軸1: 地域・気候

関東以西の温暖な地域なら、高麗芝・TM9を中心とした日本芝が第一候補です。東北なら耐寒性の高い野芝、北海道や高冷地なら寒地型西洋芝が現実的な選択になります。

軸2: 手入れにかけられる時間

週末に庭作業の時間を取れるなら高麗芝で十分です。芝刈りの時間がほとんど取れないならTM9、手入れ自体をなくしたいなら人工芝を検討しましょう。逆に、庭いじりが趣味なら姫高麗芝やティフトンの美しさに挑戦する価値があります。

軸3: 庭の日当たり

天然芝は基本的に日なたを好み、1日5時間程度以上の日照が目安とされます。日陰が多い庭では天然芝はうまく育たないことが多いため、人工芝や、クラピアなどのグラウンドカバー植物も含めて検討するのがおすすめです。

軸4: 予算

初期費用が最も抑えやすいのは、切り芝で手に入る高麗芝や野芝です。TM9は苗代が高めですが、芝刈りの手間が減る分を考えれば十分元が取れると考える方も多い品種です。人工芝は初期費用が最も高い一方、その後の維持費はほぼかかりません。

結論: タイプ別おすすめ早見表

最後に、ここまでの内容をタイプ別の早見表にまとめます。自分に近い行を見つけてください。

あなたのタイプ

おすすめの芝

とにかく失敗したくない初心者

高麗芝

芝刈りの時間が取れない

TM9

きめ細かい美しさを追求したい

姫高麗芝

東北など寒冷地に住んでいる

野芝(北海道は寒地型西洋芝)

子どもやペットが激しく遊ぶ庭

野芝・ティフトン

冬も緑の庭にしたい(上級者)

寒地型西洋芝

日陰が多い・手入れをなくしたい

人工芝

繰り返しになりますが、迷ったら高麗芝かTM9です。この2つは日本の気候との相性・入手性・情報量のどれをとっても初心者に優しい選択肢です。それでも自分の庭に合うか不安な方は、アプリ「しばしば芝」のAI芝相談で、お住まいの地域や庭の条件を伝えて聞いてみるのも一つの方法です。

品種が決まったら、次は植え付け後の育て方です。年間の手入れの流れは芝生の手入れ完全ガイドで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

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